神奈川県私立高校入試の仕組み

神奈川県の高校入試

神奈川県の多くの私立高校は,一部の難関私立を除いて入学試験の点数だけではなく,内申点を重視した選抜システムになっています。

この一部難関私立というのが,慶應系・早稲田系・MARCHの付属、日本女子大附属などで,「オープン型入試」と呼ばれており内申点に関係なく,入学試験の点数だけで合否を決めることになります。

逆に言うと,「オープン型入試」を行わない高校は,私立高校より「内申点〇〇点以上」と基準が提示され,それ以上の内申点が取れていれば,合格となります。

神奈川県の高校入試は公立高校も私立高校も複雑です。

神奈川県の私立高校入試の種類

  1. 推薦入試
    神奈川県内の多くの私立高校が取り入れており,高校ごとに独自の推薦基準を設けていて、それをクリアした生徒は、合格が約束されます。試験は,形式的に面接や作文が実施される場合が多いです。
    合格したら,その学校に入学しなければなりません。
  2. 専願・単願入試
    推薦入試と似ていますが,他の学校を受験しないことを約束し,高校ごとの基準をくりあしていればが合格となる場合が多いです。学力試験は行われますが,よっぽどのことがなければ,不合格になることはありません。
    合格したら,その学校に入学しなければなりません。
  3. 併願入試
    神奈川県の高校入試で,一番オーソドックスで利用する人が多いシステムです。
    公立高校などを第一志望とし,もしそこが不合格だった場合にはその私立高校に入学するという条件があります。この場合にも,内申の基準が学校ごとにあり,基準をクリアしていれば,不合格になることはありません。ただし,成績の基準は推薦や専願・単願と比べて高くなります。
    公立高校に合格した場合には辞退することができます。
  4. オープン入試
    このサイトのメインの入試形態でありながら,4番目に書きましたが,神川県内の中学校からオープン入試で受験することは少数派です。
    早慶・MARCH等附属校がメインに行っている,内申点での事前相談など合格の保証はなく,一発勝負の受験になります。
    早慶・MARCHとひとくくりに書きましたが,早慶・MARCHも推薦入試があります。
    そして,学校によっては,オープン入試の定員が少なく実は推薦入試の枠がとても多い学校もあったりするので注意しましょう。
  5. 書類選考入試
    学力試験も面接もなく,中学校からの書類(内申)のみで,合格が決定する入試です。
    公立高校や他の国私立高校との併願もできる学校も少ないですがあります。内申の基準をクリアすれば,学力試験も面接もなく合格がもらえるので,難関校のオープン入試の併願校に利用すると,難関校の試験対策だけに専念でき,入試日程を減らすことができます。例えば,鎌倉学園高校、桐蔭学園高校、湘南工科大学附属高校、藤嶺藤沢高校、横浜高校、横須賀学院高校(詳しくは各学校に確認してください)

下記のサイトがとても複雑な神奈川県の入試システムをわかりやすく説明してくれてあり,STEPのサイトのほうは,実際にオープン入試が行われている学校など,書かれています。

神奈川県の高校入試
早慶MARCH大学附属高校に行こう
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